施設長寿命化事業について
施設長寿命化事業
多摩川衛生組合清掃工場(クリーンセンター多摩川)は、平成10年3月に竣工し、施設の老朽化が進んでいます。組合では、平成27年度に現有施設の延命化の方針を決め、大規模な基幹的設備の更新などを行う「施設延命化工事」を実施することで、清掃工場の運用を廃棄物処理施設の一般的な耐用年数である25年間から40年間に延命することとしています。
施設長寿命化事業は、施設延命化工事のほか、循環型社会形成推進地域計画・施設長寿命化総合計画の策定及び交付金・補助金手続きなどを行うものです。
循環型社会形成推進地域計画
循環型社会形成推進地域計画は、市町村の3R推進(① Reduce リデュース:ごみの発生抑制、② Reuse リユース:再使用、③ Recycle リサイクル:再生利用)のための目標と目標達成のための具体的な施策及び、この計画に基づく施設の整備事業等をまとめた計画となっています。
また、国の交付金・補助金対象事業となる基幹的設備改良事業(施設延命化工事)を実施しようとする市町村は、循環型社会形成推進地域計画を作成して国の承認を得る必要があります。
- 計画期間:令和3年度~令和7年度(5年間)
- 目標年度:令和8年度
施設長寿命化総合計画
施設長寿命化総合計画は、廃棄物処理施設の性能水準を保つとともに長寿命化を図り、ライフサイクルコストを低減することを目的に策定する施設の維持管理計画で、環境省の「廃棄物処理施設長寿命化総合計画作成の手引き」に基づき策定します。
この計画は、「施設保全計画」と「延命化計画」から構成されています。
施設保全計画は、施設の性能を長期に維持していくために行う日常・定期的な維持管理計画(定期的な補修計画)で、延命化計画は、施設の性能低下に対して必要となる大規模な設備更新や基幹改良計画(延命化事業計画など)をいいます。なお、組合では令和3年度に計画を策定しました。
- 策定年度:令和3年度
施設延命化工事
施設延命化工事については、以下の施設を予定しています。
- 対象施設:ごみ焼却処理施設、建物(管理棟・工場棟)、建築設備
- 実施年度:令和4年度~令和7年度
- ※不燃・粗大ごみ処理施設及びし尿処理施設は、大規模な延命化工事を行わず施設保全計画に基づき、定期的な維持管理補修を今後も継続して行うことで、施設の性能を長期に維持していく計画としています。
施設延命化工事進捗状況
施設延命化工事の進捗状況をお知らせします。(令和6年3月26日現在)
- 建築設備改修工事(水槽):施工完了( 進捗状況.pdf [3345KB pdfファイル] )
- 建築設備改修工事(蓄熱槽):施工完了(進捗状況.pdf [1055KB pdfファイル] )
- 建物等改修工事:施工完了(進捗状況.pdf [2506KB pdfファイル] )
- 建築設備改修工事(エレベータ):施工完了(進捗状況.pdf [1457KB pdfファイル] )
- 基幹的設備改良工事(ごみ焼却処理施設):施工中(進捗状況.pdf [1260KB pdfファイル] )