し尿は昭和40年代以降の公共下水道の普及に伴い、搬入量が大幅に減少しています。現在のし尿処理施設は、平成14年4月に竣工し、稲城市・狛江市で発生した汲み取りのし尿や浄化槽の汚泥を処理しているほか、多摩市などからも処理を受託しています。

※パンフレットはこちらのページからダウンロードすることができます。

 

施設の概要

名称

多摩川衛生組合 し尿処理施設

竣工

平成14年4月

処理能力

1日 23.4kL

処理方式

好気性生物処理+希釈放流

し渣及び汚泥処理方法

焼却処理

1日最大放流量

200kL

処理フロー

  • し尿等を投入設備に投入します。
  • 投入物中に含まれている異物を除去し、破砕機により粉砕処理し、投入物を均一化します。
  • 汚泥脱水装置において、汚水中に含まれている汚濁物質を薬品の添加により回収し、汚水の二次処理行程の負荷を軽減します。
  • 曝気槽において、簡易的な脱窒素作業等の生物処理を行います。
  • 凝集沈殿層において、生物処理された汚水を沈殿させ、処理水の最終調整を行います。
  • 凝集沈殿後の処理水は井水により希釈し、放流ポンプにて下水道へ放流します。
  • 高濃度の臭気(投入物の前処理にて発生する臭気及び曝気槽内にて発生する臭気)は、酸・アルカリによる薬液洗浄後、活性炭により吸着処理し、屋外に拡散します。
  • 低濃度の臭気は活性炭により吸着処理し、屋外に拡散します。
  • 回収されたし渣及び汚泥等は清掃工場にて焼却処理を行います。